ドジャースが9回あとアウトカウント一つ取れば勝利を掴むところから二番手以降のピッチャーのふがいない投球でサヨナラ逆転負けとなった
ロサンゼルス·ドジャースは7日オリオールズとの試合で3-4で敗れた
それでもまだナリーグ西地区1位の座は明け渡していないがチームは泥沼の5連敗で優勝が心配される事態に監督も頭を悩ませている
対戦相手のオリオールズはア·リーグ東地区最下位に沈んでいるが5連勝に沸いた
ドジャースは大谷翔平、ベッツテオスカ·ヘルナンデス、フリーマン、アレックス·コール、アンディ·ファッハス、ミゲル·ロハス、キケ·ヘルナンデス、ベン·ロートバートと打者を並べた。
先発投手はエースに山本由伸。
ドジャースは3回に先制点を上げる。
先頭打者のロハスがツーベースで出ると続くエルナンデスは四球を選び一塁へ。
続いてロートバートの犠牲バントで1アウト2、3塁。
大谷はショートゴロに倒れるもののロハスがホームに激走し得点。
さらにドジャースは5回に追加点を上げる。
対するオリオールズ打線はドジャース山本の素晴らしいピッチングの前にランナーをだすことが出来ない。
山本のピッチングが冴え全く打てない。
ドジャースは7回にもう1点追加。
先頭打者のロートバートがヒットで出るとピッチャーの暴投とベッツのスリーベースで得点。
3-0となった。
山本は8回までノーヒットピッチング。
ノーヒットノーランへの期待が高まり実況席もあわあだしくなってくる。
3-0でドジャースリードのまま山本は最後の9回のマウンドへ向かう。
先頭打者のジャクソンを三振。続くコービー·メイヨをセンターフラに仕留めツーアウト。
あとアウト一つでノーヒットノーラン。
しかし、ここで内角に投げたカッターをジャクソン·ホリデイが芯で捉え一直線にライトに向かった打球はなんとホームラン。
ノーヒット·ノーランの偉業は叶わず完封勝利も逃してしまった。
ドジャースベンチは山本をここで交代させブレイク·トレーネンを投入。
しかしこのブレイク·トレーネンが試合をぶち壊してしまった。
誰もが「どういうこと?」と思っただろう。
エレミア·ジャクソンに2塁打を許すとガンナー·ヘンダーソンにデッドボール。さらに続く打者に暴投で失点。
続くライアン·マウントキャッスルの四球で2アウト満塁。
さらにコルトン·カウザーに四球を与え押し出し。2-3と一点差となってしまった。
ここで監督はたまらずピッチャーを交代しタナー·スコットを投入。
抑えてくれるかに思われたが
エマニュエル·リベラに2打点タイムリーヒットを打たれ劇的な逆転負けを喫してしまったのだ。
ドジャースは悪夢としか言いようがない敗北を喫した。
先発した山本は8と⅔イニングを投げ被安打はホームランの一本、10奪三振1失点の素晴らしい投球だったが勝ち星は付かずチームも負けてしまった。
日本人ピッチャーのメジャーでのノーヒットノーランは野茂英雄に始まり直近では岩隈久志が 2015年8月13日に達成している。
今日山本がやっていれば10年ぶりの偉業だあったがあと一人の場面で夢はかなわなかった。
この日は9回まで112球を投げ奪った三振は10球で大リーグデビュー以来最多だった